NFTをメンタルヘルス事業にどう生かすか?

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こんにちは。パパゲーノのやすまさです。

先日Podcastにて、「NFT×メンタルヘルス」をテーマにお話ししました。

そもそもNFTって何?という方や、NFTをメンタルヘルス事業にどう生かそうとしてるの?という質問をされることが多かったため、なるべく噛み砕いて「そもそもNFTとは何か」と「メンタルヘルス事業に生かす可能性」についてまとめます。

NFT(エヌエフティー)とは?何がすごいのか?

NFTとは何か

NFT(エヌエフティー)とは、「Non-Fungible Token(ノン-ファンジャブル トークン)」の略で、「非代替性トークン」のことです。といっても何を言ってるんだかさっぱりわかりませんよね。笑

ひとことで説明すると、「デジタルデータの唯一性を証明できる仕組み」のことです。

これまでデジタルデータは「複製可能」でした。誰でも簡単に画像や音楽をコピーして、好きに使うこと

ができていました。コピーされたデジタルデータが量産されていますが、どれが本物かはわかりません。

それが当たり前だったデジタルデータの世界で、「一点もの」「限定品」「プレミア品」を作れるようになったのがNFTの技術と仕組みです。

NFTの具体的なイメージ

例えば、工場で量産された普通の野球のボールは、野球ボールとしての機能的価値しかありません。せいぜい数百円〜数千円の値段しかつかないでしょう。

しかし、王貞治のホームランボールや、サイン入りのボールは、何千万円、何億円もの値段がつきます。それは他でもなく「一点もの」「限定品」「プレミア品」であり、「物としての機能的価値」ではない「情緒的な価値」が付加されているからです。

NFTも全く同じで、「ただのデジタルデータ」が高値で売買されているわけではありません。

デジタルデータに、「情緒的な価値」が付加して価値を高めることができるようになっているということです。

NFTはなぜ注目されているのか?

NFTはアート、エンタメ、不動産などさまざまな業界で注目され活用され始めています。

主に4つのポイントで注目されています。

  • 唯一性が証明できてデジタルデータそのものの価値を所有し移転できる
  • デジタルデータなので維持費がかからない、劣化しない(トレカは劣化する)
  • 転売された時のロイヤリティをアーティスト(出品者)に還元することができる
  • スマートコントラクトにより契約と権利の移転を自動化できる

メンタルヘルス事業にNFTをどう生かそうとしているか?

僕はNFTに以下の4点で非常に大きな可能性を感じています。

  • アーティスト本人に「ロイヤリティ」で最大限還元できる可能性
  • コレクションを「世界中」に広められる可能性
  • 作品が誰に買われてきたのか「作品自体の物語」も味わえる
  • コミュニティ運営への発展可能性(NFT所有者限定のサービスやイベントなど)

基本的に「アーティスト本人に最大限還元できる仕組みを作れる」という思想や仕組みがNFTの本質だと僕は考えています。

パパゲーノでは、メンタルヘルス不調の当事者としての物語を込めたアートを、アーティスト本人がNFTで出品し、世界中に広めるための支援をしていこうとしています。プロジェクトが世界に広まれば広まるほどNFTの転売が増えていき、アーティスト本人により還元されるというモデルを作れるためです。

パパゲーノはあくまでその媒介者であって、パパゲーノ自体がNFTで儲かるモデルではありません。

もちろん、NFTをビジネスで扱う上での法務、税務、オペレーション周りの論点はたくさんあって障壁も少なくないのですが、1つ1つ整理して実証していこうと思います。