日本自殺予防学会に初めて対面で参加したら、博士課程に進みたくなってしまった

こんにちは。株式会社パパゲーノ / 神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科 修士課程2年の田中康雅(やすまさ)です。

2022年9月11日(日)に、熊本で開催されていた日本自殺予防学会にて、「広報委員会シンポジウム 若手自殺予防支援者 / 研究者が考えるキャリアデザイン〜興味から実践へ〜」という演題に登壇させていただきました。

日本自殺予防学会にはかれこれ3年ほど入っているのですが、対面での学会参加は今回が初めて。

合計20名ほどの先生方と名刺交換もさせていただきました。

やすまさ
やすまさ

僕からは「社会起業家として自殺予防を目指す若手のキャリア」についてでお話しました!

医療職・専門家ばかりの環境で、とっても緊張しました。笑

初めて対面での日本自殺予防学会への参加

初めて日本自殺予防学会にリアル参加してみた率直な感想は「あったかい気持ちになった」です。

自殺予防ってすごくシリアスで難しいテーマなので、何というか「孤軍奮闘」という言葉がぴったりなイメージで「自分にできることの小ささにもどかしい気持ちを覚えながら、孤独に頑張る辛さ」をこれまで感じていました。

当たり前のことなんですけど、日本自殺予防学会に参加する方は「自殺予防に貢献したい」という想いを持ち、そして僕よりも長い期間この問題と向き合い実績を積まれてきた先生方です。そんな人たちが本当に実在するんだということを実感し、エネルギーをたくさんもらうことができました。

現在僕は、修士課程の2年生なのですが、修士でできる研究にはやはり限界があります。

博士課程まで進み、諸先輩方のように、もっと時間を使って、もっと深く自殺予防とメディアについて学び、考え、論文を書くことに挑戦したいなという思いが芽生えました。

学会は同窓会であり、サイン会でもある

自殺予防学会に限った話ではないですが、学会は同窓会的な位置づけでもあるそうです。各分野で全国でがんばっている先生方が、年に1回集まって、久しぶりに近況報告をしたり、食事をしたり。

また、僕のような素人からすると、「あの本で読んだあの先生だ!」みたいなことがたくさんありました。

僕が勉強している「パパゲーノ効果」については論文数が非常に少ないのですが、『精神科治療学』に「自殺予防とメディア ウェルテル効果とパパゲーノ効果』を投稿していた筑波大学の太刀川弘和先生にも直接お会いしてご挨拶できたので、とても嬉しかったです。

やすまさ
やすまさ

初の学会参加で、僕みたいな起業家が理事のお偉い先生方にどう受け止められるのか、不安で恐る恐るご挨拶に回ったのですが、どの先生方も、物腰柔らかで気さくな方が多くて、とってもありがたかったです。

他にも、松本俊彦先生のご講演の後に、松本先生の著書『もしも「死にたい」と言われたら』を持ってサインをお願いしている方もいました。(びっくりしました。笑)

第46回日本自殺予防学会総会について

  • 会期:2022年9月9日(金)~11日(日)
  • 会場:市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市中央区桜町1-3)
  • 大会長:藤瀬 昇(熊本大学保健センター 教授)
  • 副大会長:竹林 実(熊本大学大学院生命科学研究部 神経精神医学講座 教授)
  • 顧問:福田 稠(社会福祉法人 熊本いのちの電話 理事長 熊本県医師会 会長)
  • HP:https://jasp46.secand.net/
やすまさ
やすまさ

日本自殺予防学会は、資格などの条件はなく、誰でも参加できます。

個人会員の年会費は8,000円です。

ご興味のある方は、以下のページを見てみてください!